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管理人の戯れ言

8. 有名人?の話 3(小泉尭史監督)
小泉尭史監督。
普通の人は、何処の誰なのか検討もつかないだろう。
映画「雨あがる」脚本・黒澤明、監督小泉尭史
30年近く、黒澤明監督の下で助監督をしていた彼が初めて映画の監督をした作品が「雨あがる」である。同名の山本周五郎の短編小説を、脚色中に急死した黒澤明監督の脚本を完成できるのは、長年師事していた彼しかいなかったに違いない。
小泉氏とは、1973年か1974年かは記憶はないが、2、3度高田馬場にある彼のアパートで会っている。実は、彼の弟が同じ大学で遊び仲間の一人でした。兄弟で一緒に借りていたアパートは、奇麗とは言えなかったが、風呂付きのアパートは学生レベルでは上の方であった。兄である彼は大学を卒業したか定かではないが、すでに黒澤監督の下で働いていた。
ある日、彼の紹介で新藤兼人監督の「非行少女リカ」?の大道具のアルバイトを弟と一緒にしたことがある。「裸の島」「鬼婆」などの名監督ですが、この作品の評判は悪い。
余談になりますが、仕事を始める前、エレベーターの中で威風堂々の丹波哲郎と遭遇したことを思い出した。否、他の撮影所だったかもしれない。いずれにしても、エレベーターの中で数秒間、一緒だっただけのことだった。また、食堂でも多くの男優、女優を見かけたが、名前が一向に浮かばない。
浮かばないと言えば、小泉監督の顔も全く浮かんでこない。弟の笑顔だけが蘇ってくる。麻雀で負けても負けても、懲りない男だった。
ところで、映画「雨あがり」のビデオ版はリリースされたのだろうか? 映画の出来栄えはどうだったのか心配である。次回作は決まっているのだろうか? 黒澤明監督の崇拝者である私も応援していますので、頑張って下さい。
あなたは「8人目の侍」なのだから。
2000年12月13日


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