先日、テレビのニュースで織田裕二が、ゴールデン・アロー賞の受賞式で松葉杖をつきながら挨拶する姿を見た。
椎間板ヘルニアで療養中の為か、顔もむくんでいて痛々しかったが
受賞の喜びと感謝の言葉が真摯に伝わってきた。
昔から彼の評判は今一つ悪い。
態度が横柄、つっぱり、身勝手等、いろいろ悪口が多い。
過去はどうであれ、今の彼には微塵も感じられない。
ところで、最近”先生”はダジャレが多い。
日本ではオバン・ギャグが以前流行ったそうである。
「演歌の衰退」と言う記事を見て
「それでええんか(演歌)」
お腹が痛いと言うので、「胃潰瘍かな」と言うと
「痛いよう(胃潰瘍)!」
こんな具合である。
ダジャレ集としてまとめたいぐらいである。
私が「真剣に生きているね」と言うと”先生”はすかさず言った。
「オダ(織田)ッテないのね。」
ここ1、2年毎年のようにPゴルフ場で休暇をエンジョイする彼のことを書くつもりはなかったのだが、痛々しい松葉杖の織田裕二を見て書く事に決めた。
一昨年のことである。
息子をPゴルフ場に送った時、ドライビング・レンジで初めて生の織田裕二を見た。
息子は9ホールプレイするつもりでいたが、
娘はピアノ・レッスンが一時間後の為、私が娘にゴルフ・レッスンをすることにした。
息子はプロ・ショップから戻ると、支配人のY氏とプレイする事になったと、私に告げた。
そこへ、Y氏が現れて「今日は織田さんと一緒にプレイです。」
私もY氏の視線と同じ方向を向くと、そこにはスイングする「青島刑事」がいた。私たちの後ろで練習していたのである。
思ったより背が低い。ハンディキャップは15、16ぐらいかも知れない。
ロス・アンジェルスでもゴルフをしてきたそうである。
我々の声が聞こえたのか、練習を止めてこちらを見た。私は一礼すると、彼も返してくれた。
Y氏が「そろそろ時間です。」と彼に告げるとそそくさと1番ホールに向かって行った。
息子に「ラッキーじゃないか」
「日本の有名な俳優と一緒にプレイできるなんて・・・」と言うが本人はピンときていないみたいであった。日本語のテレビを見ない息子には無理はなかった。
この時も、態度が悪いとか、横柄だとかと言う悪い評判は似つかわしくなかった。
何と言っても、彼のでるドラマはほとんどヒットしているそうである。
「東京ラブ・ストーリー」「お金がない!」「踊る大捜査線」等々。
今回受賞した映画「ホワイト・・・」も日本で大ヒットしたそうである。
個人的には浅野温子共演の「素晴らしき人生かな」が好みである。
ところで、織田裕二は昨年も同じPゴルフ場に来ていた。
この時は息子は別のグループとプレイしたのだが、練習場で一昨年より真近で見る事ができた。
彼は、我々の後ろ三番目ぐらいの所で、練習していたのである。
Y氏と立ち話をした後、前回と同じように、彼に軽く頭を下げ、娘と練習を続けた。
椎間板ヘルニアと言う難病にかかってしまっては、ゴルフもままならないと思いますが、一日も早く直して元気な姿を見せて欲しいものである。
もしここで私が
「織田裕二さん、一日も早く病気が完治しますように・・・・」
と言ったら”先生”は何と言うだろうか?
多分「鈴木保奈美」の様にこう叫ぶに違いない。
「かーんーちー」
おあとがよろしいようで。