Shizuko's Ceramic Class

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管理人の戯れ言

47.”女”の時代

最近の政治が面白い。
本当は情けないといった方が良いのかもしれない。
小泉総理は鈴木代議士、田中外務大臣と野上審議官の三つ巴の戦いの中で選択を間違ったと言われた。
なんの”落ち度”もない田中外相の更迭に日本国民は小泉総理に対していきどおりを感じて いるそうである。
小泉内閣の支持率の低下が、国民の評価を顕著にあらわしている。
これまでも幾度か田中外相の更迭あるいは辞任勧告という事態はあったのだが、小泉総理は 頑なに行政改革のもとに田中外相の続投を促してきた。
外交、行政ともに能力があるとは思わないし、日本を代表する外相には不適任といえるが 官僚打破、外務省の改革にはもってこいの人物であり、彼女には猪突猛進できる父親譲りのパワーが ある。
外務省に限らないのだが腐敗した官僚制度に立ち向かえるのは彼女以外にいないだろう。
それ故に意外な結末に落胆したのも事実である。
今の日本の政治には”適任者”が必要なのではなく、巨大な権力に立ち向かうことの出来る 勇気ある人物だろう。

鈴木宗男代議士のように自分の外交手腕を過信した人物と官僚は二卵性双子のようである。
今回問題になったNGOの代表に対して「お上を信用しないお前たちに税金はあげられない。」 と言ったそうだが、それはあたかも国民の税金ではなくお役所の税金のように思っているように聞こえる。
鈴木代議士は外交面で多少活躍していると思うが、実は「税金」が活躍しているに過ぎない。
ここのところを誤解している政治家が多いのは否めない。
ところで、今回の小泉審判が喧嘩両成敗では鈴木氏と外務省の思うつぼではないだろうか。
橋本、青木あるいは山崎氏等のアドバイスを傾聴し過ぎた感は拭えない。
独裁者を望む国民はいないだろうが、腐りきった日本の政治を打開するために出来た内閣が 党利派閥の原理に左右されては小泉内閣発足の意義がなくなってしまう。。

政治家ではないが、以前マスコミを賑わした大学教授の田島陽子先生は男尊女卑に立ち向かい 男女平等を訴えた。
男性だけでなく古風な女性からも批判を受けたが、田島旋風は大いに吹いたらしい。
今回の田中真紀子前外相も日本の改革になくてはならない人物である。
個人的には好きな政治家でも女性でもないが、革命期にはどうしても頑張ってもらいたい人である。
何はともあれ、緒方元国連高等弁務官、扇国土交通省大臣など女性陣の活躍が目立つ。
そして、田中外相の後任には川口順子環境大臣が任命された。
果たしてどれだけ外務省の改革を(本当はすべての省で改革が必要なのだが。)断行できるかは 未知数であるが、期待したいところである。
意外に早い「女性の総理大臣」誕生の足音が聞こえてくるようである。

ところで、まだまだ書き続けたいのですが我が家の「総理大臣」が呼んでいますので、甚だ残念ですが失礼します。

「今日のデザートは何かね? 管理人さん!」
「ハイ。ただ今・・・」

2月9日2002年


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