Shizuko's Ceramic Class

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管理人の戯れ言

65.北朝鮮日本人拉致事件

[この文章は先月の22日に書いたものです。 あまりにも重い題材のため中断したものです。最後の行は本日追加しましたが、 この件に関しては違った形で後日書きたいと思いますのでご了承下さい。]

北朝鮮日本人拉致事件では、えひめ丸事件同様遺族の逞しい力に感動している。
今度の相手が独裁国家、独裁者であることが一層交渉を困難にしている。
5人の拉致被害者の一時帰国は、その家族たちが勝ち取った成果だった。

家族はこのまま日本にいて欲しいと願うが、被害者の方は一時帰国を強調する。
政府は家族全員の永住帰国を前提とした交渉を打ち出すべきだった。
『本人の意思を尊重する』などと言っているから、後手に回ってしまうのである。

政府は事件を理解していない。 被害者の意見は全く『本心』ではないのである。
24年もの間洗脳され続けてきた人達である。他の死亡したとされる人々とは違って、順応して生きようと思った人達なのである。北朝鮮にとっては『安全』だと思われた人達である。

不当に拉致された人は一時ではなく永住帰国すべきだろう。それは本人の選択に委ねるべきではない。彼らは日本人であり、長い間自由を束縛されて本音は言えないのである。

よく人質が取られてると言うが、子供たちの存在が国際社会に明らかになった今、北朝鮮に彼らを殺害する力はないはずである。
心配なのは拉致されたかどうか分からないでいる人達や死んだとされている被害者である。この政府間の交渉の過程で、北朝鮮が『邪魔者は消せ』的な非道にはしらないことだけを祈るだけである。

拉致被害者の5人は一時帰国ということで日本滞在しているが、一日も早く北朝鮮に残してきた家族と日本に永住帰国できることを期待してやまない。

日本人は被害者を加害者のごとく扱う欠点がある。 拉致被害者がいかなる言動をとったとしても、それは24年間の洗脳された結果である。 北朝鮮に拉致された人達はすべて被害者であることを日本人は決して忘れてはならない。

11月13日2002年


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